吃音の初期サイン(Part3)“困ったら来ていい場所”コロレの想い【第2回】

吃音は、「話したい」と「うまく言えるかな」の間で揺れる気持ち

吃音のあるお子さんの心の中では、毎日のようにこんな気持ちが行き来しています。

「これを伝えたい!」という前向きな気持ち
「でも、うまく言えないかもしれない…」という不安な気持ち

そのふたつの間で揺れながら、勇気を出して一生懸命話しているのです。

だから私は、DCM(要求・能力モデル)の考え方をもとに、お子さんが話すときに“どんな負荷”を感じているのかを大切に見つめています。

“ 負荷 ” は話す力の問題ではなく、経験や環境で強くなるもの

たとえば、こんな場面を思い浮かべてみてください。

お子さんが感じやすい「目に見えない負荷」

・気持ちはあるのに、ことばがつまってしまう
・周りのテンポに追いつけず、焦ってしまう
・うまく言えなかった経験が心に残ってしまう
・話す前から不安になったり、恥ずかしさを感じたりする

こうした負荷は、決して「技術が足りない」ということではありません。

多くの場合、経験や環境の積み重ねによって“話すことへの不安”が育ってしまう ところから始まります。
長く不安を抱えながら話す経験が続くと、どうしても悪循環に入りやすくなるのです。

だからこそ、早く気づけると “ 悪循環を防ぐ ” ことにつながる

吃音が始まって1年ほどのあいだに、自然と話しやすさが戻っていくお子さんも多いと言われています。
この時期にどんなふうに過ごすかは、今後を見通すうえで大切なヒントになります。

早期に気づき、

・話す環境を整える
・「つまっても大丈夫だよ」という雰囲気をつくる
・お子さんの“安心できる経験”を積み重ねる

こうした関わりが、「話すのはこわくないんだ」という気持ちの土台 を育て、将来の悪循環を防ぐことにつながります。

私が大切にしたいのは、“ 困ったら来ていい ” 場所であること

「支援が必要なのかよく分からないけれど、少し気になる…」
「診断はつかなくても、家庭でできることを知りたい」
「このままでいいのか不安…」

そんな保護者の方の気持ちに、そっと寄り添える場所でありたいと願っています。

支援は「何かを決める」ことより、“ 一緒に考える ” ことから

吃音かどうかを判断したり、すぐに対策を決めたりすることが目的ではありません。

むしろ、

・お子さんは今どんな気持ちで話しているだろう?
・どうすれば安心して話せるだろう?
・ママ・パパはどんなときに不安を感じているだろう?

そんな問いを、ゆっくり一緒に考えていくところから支援は始まります。

お子さんにとっての “ 安心の経験 ” が、何よりの支援

どの年齢のお子さんにも、「つまっても大丈夫」「聞いてくれる人がいる」という経験は、とても大きな力になります。

歌を歌ったり、みんなで声をそろえて読むと吃音が出にくくなるのは、
発声のタイミングが決まっていて安心だからです。

安心できる環境があれば、お子さんは本来持っている力をぐっと発揮しやすくなります。

「診断」よりも「安心」を。「正解」よりも「寄り添い」を

もちろん、専門家として、エビデンスのある支援を提供することは大切です。
でも、それ以上に大切なのは、

───お子さんが「話すって楽しい!」と思えること
───ママ・パパが「これでいいんだ」と感じられること

そんな、形には見えないけれど心が軽くなる“安心”を届けることです。

ママ・パパの直感は、いつもとても大切です

「気にしすぎかな」
「こんなことで相談していいのかな…」

そんなふうに思う必要は、まったくありません。
お子さんのことを一番よくわかっているのは、ママ・パパです。

「何かおかしい」と感じたその直感を、どうか大切にしてください。

そして、その直感が消えないのであれば、どうぞ遠慮なくご相談ください。

“ 困ったら来ていい場所 ” として、いつでもお待ちしています。


🌈【どんな小さな不安でも、まずは一度お話しください】

教室の雰囲気やマンツーマン指導の様子は、公式サイトからご覧いただけます。
一人で抱え込まず、お気軽にご相談ください。

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