吃音支援(Part1)緊張と吃音の意外な関係|身体からアプローチする理由【第4回】

吃音支援は「ことば」だけではなく、心と身体も大切にするアプローチ

吃音の支援には、流暢性形成法や吃音緩和法などの「直接法」、環境調整や心理的ケアを重視する「間接法」、そして認知行動療法を用いる心理的アプローチなど、さまざまな方法があります。

しかし、どれか一つだけで全てのお子さんに効果があるわけではありません。

だからこそ現在の吃音臨床では、「複数の方法を組み合わせ、お子さんに合った形で支える」という統合的な支援が主流となっています

緊張が吃音に影響する理由

人は緊張すると、交感神経が優位になり、心拍数が上がったり、筋肉がかたくなったりします。
この身体の緊張が声帯や舌、唇の動きに影響し、発話が不安定になることがあります。

特にお子さんは、

● 発表の場面
● 初めての場所
● 人前での会話
●音読や九九の暗唱

など、緊張しやすい場面で吃音が強まる傾向があります。

大切なのは「安心感」を育てること

だからこそ大切なのは、「緊張をゼロにする」ことではなく、「安心感を育てる」ことです。

緊張そのものは自然な反応です。
完全になくすことはできませんし、その必要もありません。
むしろ、「緊張しても大丈夫」「どもっても受け止めてもらえる」という安心感があれば、過度な緊張は自然と和らぎます。

補助的に役立つ緊張緩和

深呼吸や筋弛緩法などのリラクゼーションは、吃音の “ 治療 ” ではありませんが、話しやすい心身の状態をつくる上で大きな助けになります。

ただし、呼吸や身体の使い方を意識させすぎると逆効果になることもあるため、必要に応じて自然に取り入れることが大切です。


 【身体の緊張をゆるめ、もっと「楽に」話せる毎日を】

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